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ネスウトブレスレット〜古代エジプト王家の三種の貴石:ラピスラズリ・ターコイズ・カーネリアン〜

¥3,500 税込

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ラピスラズリ(8mm)、天然ターコイズ(4mm)、天然カーネリアン(紅玉髄)(8mm)、ビーズを組み合わせたハンドメイドブレスレットです。ラピスラズリは運気の好転、ターコイズは旅の安全、カーネリアンは情熱を意味します。

サイズは、約15.5cmと約16.5cmです。

古代エジプト語で、ネスウトとは「王」を意味します。王家が愛用した三種の天然石を組み合わせたブレスレットなので、ネスウトブレスレットという名前にしました。

古王国時代(紀元前2686 -2160年頃)には、カーネリアンとターコイズ、ラピスラズリが王家の装飾品として定着していき、中王国時代(紀元前2055-1650年頃)になるとこの3つの貴石を使った装身具が定番となります。まさにこれらの石は王家の宝だったのです。

特に古代エジプト人にとって、天然石の中でもターコイズやラピスラズリなどの青い石が最も重要な石でした。なぜなら、緑色と青色が植物の色のシンボルであり、活性化や再生を表す色だったからです。

☆ラピスラズリ
ラピスラズリは、先王朝時代(紀元前5300年~3000年頃)に装飾品やお守りなどに用いられました。ラピスは、星がきらめく天空のシンボルです。古代エジプト人にとって聖なる石なのです。王冠など王位を表すものは、金とラピスで製作されました。なぜなら、それを身につけた王が太陽と天空の庇護のもとに置かれる力を込めるためです。

実は古代エジプトでは金や銀よりも高価な石です。当時はラピスラズリをアフガニスタンの山からわざわざ取り寄せたほど、重要な石でした。職人たちもラピスラズリを模倣してガラスやファイアンスを作っていました。

王家の装飾品に使われた貴石であるラピスラズリ。ラピスは、星がきらめく天空のシンボルでした。古代エジプト人にとって聖なる石なのです。実はこの青色がアムン神の色を表していました。

☆ターコイズ
ターコイズは、先王朝時代(紀元前5300- 3000年頃)から装身具として活用された非常に人気のある石でした。主な産地はシナイ半島の南西にあり、古王国時代( 紀元前2686 -2160年頃)からターコイズの採掘のための国家主導の遠征隊が派遣されました。

ターコイズと深い関係の女神は、音楽と歓喜の女神のハトホルです。ターコイズの鉱山があったセラビト・アル=カーディムでは、鉱山の労働者や宝石細工師の守護神ハトホルの神殿があり、「トルコ石の女主人」として崇拝され、ハトホル女神の儀式はビブロス(レバノン北西部の都市遺跡)で行われました。

☆カーネリアン
カーネリアンは、東方砂漠全域で見つかる橙色の天然石でした。この石の色が太陽のシンボルでした。古代エジプト人は、祭典の時に、赤い黄色土で体を塗り、赤いカーネリアンを身につけました。

参考にした主な文献
マンフレート・ルルカー著、山下主一郎訳『エジプト神話シンボル事典』大修館書店、1996年。
吉村作治『古代エジプトを知る事典』東京堂、2005年。
Wilkinson, T. (2005). The Thames & Hudson Dictionary of Ancient Egypt. London: Thames & Hudson.

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